正直、外に出るつもりはなかった。
気づいたら夕方で、
「あー今日もこんな時間か」って思いながらスマホ見てた。
でもなんか、部屋の空気が少しこもってる感じがして、
とりあえず外に出た。
春の夕方って、ちょっとズルい。
昼より静かで、夜ほど暗くない。
ちょうどいい感じで気が抜ける。
深く考えずに自転車にまたがって、
そのまま適当に走り出した。
最初のほう、ちょっとだけ後悔した。
「別に出なくてもよかったかもな」って。
こういうの、よくある。
でも、1キロくらい進んだあたりで、
なんかどうでもよくなってきた。
風がちょうどよくて、
あんまり考えなくていい感じになる。
信号で止まったときに、ふと周りを見たら、
同じようにぼーっとしてる人が何人かいた。
ああ、この時間ってみんなこんな感じなんだなって思ったら、
ちょっとだけ気が楽になった。
2キロ過ぎたあたりで、
脚にじんわりくる感じが出てくる。
きついってほどじゃないけど、
「あー動いてるな」って感じ。
このくらいが、ちょうどいいのかもしれない。
で、3キロ。
時間にすると大したことないのに、
戻ってきたときにちょっとだけスッキリしてた。
別に何か解決したわけじゃないけど、
さっきよりはマシ、みたいな。


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